投資した方がよいと言うが、何に投資たらよいかわからない
と思わる方も多いかもしれません
確かに何も知らずに投資を始めるとギャンブルの要素が多くなりますので
ギャンブルにお金をつぎ込むのに抵抗がある人は多いと思います
しかし投資は少し勉強すれば、
リスク(お金をなくす危険性)を抑えてリターン(儲け)を得ることができます
以下のリストを見ると嫌になるかもしれませんが
最初は聞いたことがある程度でよいと思います
投資先として一般的なのは
- 国債
- 社債
- 株式
- コモディティ(原油、小麦、金等)
- FX(通貨)
- 暗号資産(ビットコイン等)
それぞれざっくり説明すると
国債
![国債](https://banoblog.com/wp-content/uploads/2021/04/katie-moum-o0kbc907i20-unsplash-1024x683.jpg)
国債は国の借金です
国債を買うということは国にお金を貸し付けるということになります
日本ならば日本国債、米国ならば米国債等各国の国債があります
また貸付期間には短いものから長いものまであって長いものほど金利が高くなります
普通、金利は需給で決まるものですが
今の日本では、日本銀行(中央銀行)が長短共に金利をコントロールしていて、
低金利に抑えています
アメリカのFRB(中央銀行)は短期金利のみをコントロールしていますので
長期金利は日本より大きく動きます
最近金利が上がったと騒がしいのはアメリカの長期金利です
国債は直接債券を買うこともできますが、投資信託やETFで買うこともできます。
投資信託とETF
![投資信託とETF](https://banoblog.com/wp-content/uploads/2021/04/patrick-weissenberger-uJhgEXPqSPk-unsplash-1024x684.jpg)
簡単に言うと投資信託とはファンド(プロ)にお金を渡して運用してもらう仕組みです
したがって手数料(信託報酬等)が持っているだけでかかります
この手数料と運用実績(儲けや損)と合わせて、投資信託の一口当たりの価格や配当が決まります
長期で保有する場合には手数料が積み重なるので手数料が低い銘柄を選択するべきです
大手の銀行、証券会社など有名な会社の投資信託でも高い手数料のものがあります
個人的には1%でも高いと思っています
手数料の高い投資信託は素人相手に”ぼったくって”いるのがほとんどだと思っています
怖い世界です
ETFはざっくり言うと、
投資信託を証券化して市場(東京証券取引所等)で取引できるようにした商品です
投資信託は売買に時間がかかりますが
ETFは株と同じように売買できるので売り買いがしやすいです
ただし配当を再投資する場合、投資信託では自動でやってもらえるように設定できますが
ETFでは自分で行う必要があります
社債
![社債](https://banoblog.com/wp-content/uploads/2021/04/scott-webb-06qZZZNfzD8-unsplash-1024x683.jpg)
社債を買うとは会社の借金に投資することになります
財務の健全な会社に貸し付ける安全な社債(適格)や
ちょっと危ない会社の社債(非適格、ジャンク)があり
安全性によって利率が異なります
個別の会社の社債を買うこともできますが
複数の会社の社債をまとめて投資する投資信託やETFがよいと思います
複数の会社に投資することでリスク分散(一つ会社が倒産しても損害が小さい)できます
株式
![株](https://banoblog.com/wp-content/uploads/2021/04/white-2147331_1280-1024x682.jpg)
言わずと知れた株式です
個別の銘柄を選んで投資する他に、
株式に投資する投資信託やETFに投資する方法もあります
投資信託やETFの銘柄選びはざっくり、ファンドが独自に銘柄を選んで投資するタイプと
インデックス(日経平均、Topix、米国SP500など)に投資するタイプがあります
インデックスは選定されたいくつかの銘柄の価格から、決まった方法で算出した値です
例えば、日経平均の場合は選定された225銘柄の株価から計算されます
インデックスに投資するとは
例えばSP500の場合はアメリカの500銘柄の価格をもとに計算されます(時価総額加重平均)
なので資金が十分あれば500銘柄を計算と同じ比重で買うことにより
SP500指数と同じように価格が変動する株のグループ(ポートフォリオ)ができます
このように500銘柄に分散投資することで、個別銘柄の影響を小さくすることができます
一つの銘柄が大きく下がったとしても
500銘柄もあるので、指数自体はそんなに影響を受けませんが
逆に大きく上がった場合も影響は受け難くなります
ただし市場全体が成長すれば今回のコロナショックのように一時的に下がったとしても、
長期的には上がっていきます
特に米国株は日本株がバブル崩壊以降伸び悩む中で数十年に渡り成長してきました
今後も過去と同様になるとの補償はありませんが
今後も成長していくと思われます
コモディティ
![コモディティ](https://banoblog.com/wp-content/uploads/2021/04/melissa-askew-y4xZxzN754M-unsplash-1024x768.jpg)
コモディティは原油、農産物や貴金属などのことです
原油なんか買っても置くところがない!と思うかもしれませんが
これらは先物と呼ばれる方法で取引するのが一般的です
これも投資信託やETFで投資することができます
先物の取引は上級者向けだと思いますので投資信託やETFで投資するのがよいと思います
FX(通貨)
![FX](https://banoblog.com/wp-content/uploads/2021/04/noodle-kimm-hxGIYEmDdWk-unsplash-1024x685.jpg)
ドル円の場合ドルを円で買ったり、円をドルで買ったりして為替に投資する方法です
少額ではほとんど儲けが出ませんので
一般にはレバレッジ(お金を借りて持ち金の何倍もの金額を売買する)を使います
暗号資産(仮想通貨)
![暗号資産](https://banoblog.com/wp-content/uploads/2021/04/bitcoin-2007769_1280-1024x718.jpg)
はやりのビットコインなどです
ビットコインが有名ですが
その他にもリップル(XRP)、モナコイン、イーサリアムなどたくさんあります
暗号通貨はブロックチェーン技術を利用して、
見つけるのが難しい複雑な数字を売買しているというイメージです
したがってそれ自体には何の価値もないのですが
簡単には新規に作り出せないことから、金のように希少価値で値段が付いています
最近では電子送金などに使われ始めているので
少しずつ広まっていくかもしれません
余談ですが
量子コンピューターが本格的に稼働するとブロックチェーンも危ないと言われています
しかし今のGoogleやIBMの量子コンピューターは原始的な段階なので、
すぐにというわけではないようです
何に投資したらよい?
![取引](https://banoblog.com/wp-content/uploads/2021/04/apples-1841132_1280-1024x682.jpg)
いろいろ種類があることを説明しましたが
身内に勧めるならなににするか
(あくまで投資は自己責任です!)
まず最初はインデックス型の投資信託かETFにします
余剰資金でSP500や世界のインデックスに投資する手数料の低い投資信託を勧めます
例えばeMAXIS Slimシリーズは手数料が安くて優秀です
- eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
- eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))
- SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド(SBI・バンガード・S&P500)
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド
- …
この他にもいろいろあります
手数料が安くて幅広く分散されたものがよいと思います
これらを長期で投資すると比較的安全に投資できます
もちろん減ってしまう(原価割れ)の可能性もあります
またiDECOやつみたてNISAを使うことも進めます
これらの具体的なやり方は次回以降説明していきたいと思います
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