株へ投資する<7>

買い方 超初心者 投資入門の入門

つみたてNISAやiDECOの長期投資の基本ができると

追加の資金がある場合は特定口座で投資信託を追加投資するのが良いと思います

しかしせっかく口座を作ったのだから株の売買も勉強してみるべきです

正直な話、個別の銘柄の株(個別株)に投資して

長期の米国インデックス投資(投資信託)に利益で勝つことは

現在の相場ではかなり大変だと思います

コロナショック後の回復でS&P500インデックスETFで36%/年!にもなります

しかし短期的には個別株がインデックス(指数)を上回ることは可能だと思います

特に指数が伸び悩んでいるとき、もしくは少し下がっている時に

短期投資をしてみるのも良いと思います

何より世界情勢の勉強になります

株の買い方

買い方

日本株を”買う”に当たって証券会社の口座が開設されているとします

日本の上場している株には銘柄コードという番号が割り振られています

上場しているとは東京証券取引所等の取引所で売買できるように登録されているという意味です

例えばトヨタ自動車は7203です

この番号は証券会社のホームページやyahooファイナンスで検索することができます

ここでいくつか日本株投資で有用なホームページをあげておきます

これらは基本的なもので必要に応じて参照すると良いでしょう

  • yahooファイナンス … 自分のポートフォリオ(持ち株)や虎視眈々と狙っている株のリストを登録しておくことができるので便利です
  • Trading view … チャートが見やすい。インデックスやコモディティの価格なども表示できる。多くのyoutuberが使用している
  • 株探 … 決算の確認に便利。ファウンダメンタルズ(会社の決算など経営状況)を確認する

その他”nikkei225.com”や”みんなの株式”等ありますが

自然と参照するホームページは詳しくなっていきますので

必要になってからでも良いと思います

基本的な情報は証券会社のホームページにありますので

使いやすいかどうかは別ですが、最初はなんとかなります

取引画面の基本的な用語

下記は口座のある証券会社のホームページで銘柄検索をして

”現物買い”を行った場合の画面例です

現物買い画面

市場の”東証”は東京証券取引所という意味です。

SOR有効”はチェックを入れた状態で良いと思います

これは東京証券取引所以外に証券会社が作るPTS(私設取引システム)に

有利な注文があった場合に自動的にそちらで取引してくれるというものですが

あまり気にしなくて良いと思います

単元株数”は売り買いされる株の単位です。つまりトヨタの場合は100株/口になっているので

100株単位でないと買えないということです

この場合は9820円ですので98万2000円+手数料が必要になります

高過ぎて手が出ないと思うかもしれませんが、大丈夫です。

トヨタは”値がさ株”といって単位株が高い株です。もっと安く買える銘柄がほとんどです

数量”はトヨタの場合は100単位で入れます

また証券会社によっては単位株以下で1株単位で売買できますので

少額でも買う方法はあります(SBI証券やマネックス証券など)

価格”には”指値”と”成行”があります

これを見るに当たり、図の右に数字の並んでいる表を見ます

これは””と言って、

売りに出ている株が何株あるか(売り数量)、

買いたいと言っている株が何株あるか(買い数量)を示しています

この図では9820円で売りたい株が1300株あります

一方9811円で17100株買いたいという注文が出ています

売りと買いがマッチしていないのでこの瞬間は制約していません

成行買い注文は現在売りに出ている最安値で買うという注文ですので

今、成行注文で100株買い注文を出すと9820円で約定(売買成立)して、

売り注文数が1200株になります

指値買い注文は決めた値段以下で売り注文が出るまで買わないと言う注文です

9812円で100株指値注文を出すと

板の9812の欄に100と出てきます

9820円で出すと9820円で約定します

ちなみに最安の売り値より高い9821円で出したとしても9820円で約定します

執行条件は指値注文の場合にいつまで注文を出すかと言う意味です

今日中や今週中などを選びます

成行の場合は売りが出ていれば約定しますのであまり関係ありません

口座は”特定口座”か”普通口座”を選びますが

特定口座で良いと思います

普通口座にした場合は2月くらいに確定申告が必要になります

確定申告になれてないとかなり時間がとられますので

間違わないようにします

短中期の個別株投資で重要なこと

重要

銘柄の選び方はファウンダメンタルズ(会社の決算など経営状況)を見る人や

チャートを見る人(テクニカル)や両方を見る人などいろいろな人がいると思います

長期投資を個別株で行うのは難しいので

短中期もしくは期限を決めないで個別株に投資するとします

個別投資する場合に重要なのが

”損切り”だと思います

損切りとは今から上がると思って買った株が下がった場合に

損を覚悟で売ることです

損切りを早めにしていると大きく損はしませんが

難しい!メンタル的に

そこで

最初に株を買う場合は損切りの基準を必ず決めてから買いましょう

この基準は買ってから変えてはいけません

損切り基準

例えばAで購入したとして

オレンジの線を切ったら売ると決めた場合は

黄色の丸の場所で売ることになります

もちろんその後上がっているので持っておけば良かったと思ったとしても

最初に決めた場合は売らなければなりません

ここだけは譲ってはいけません

ここで妥協してルールを変えてしまうと大損の可能性が上がります

また買う際にオレンジの線を2回切ったら売ると決めた場合は

赤丸で売ります

ただし赤丸の場合は黄色丸よりリスクが大きくなります

このグラフはあくまで簡単な一例です

線の引き方などは人に依存します

またテクニカル(グラフ)基準だけでなく

ファウンダメンタルズで買っている場合は

次の決算での売り上げが前期比で下がったら売る等の基準も可能です

最初のうちはリスク小さめで

LowリスクLowリターンで試す方が良いのではないでしょうか

損切りができていれば大きな損失がでることはほとんどないと思います

損切りだけ注意して、何度も売買をしていると

いろんなことが見えてくると思います

今まで損切りできずに塩漬け(下がりすぎて売れないのでずっと持っておく)

にしてしまった株は数知れずあります

塩漬けにしているといずれ儲かるのではと思いますが

デメリットは

  • 破綻する可能性がある(昔JALで痛い目に遭いました)
  • 何年も価格が戻ってこない場合のお金が生み出すであろう数%/年の利益損失(SP500のETFで十数%/年)
  • 資金の不足(機会損失)

があります

金額によりますが、損失は思ったより大きくなりますので

損切りは必ず行いましょう

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