個別株の保有すると言うことは会社に出資すると言うことです
以前は紙の株券が存在しており、
悪徳政治家の金庫には株券が入っているのが定番でしたが
2009年以降は電子化され名簿のみ電子的に管理されるようになりました
2009年以前でも株券を預けて取引していたので
株券は見たことはありませんでしたが
現在では証券保管振替機構と証券会社で電子的に管理されています
株主総会
年度末に個別株を保有していると
株主として株主総会での投票権が得られます
一般には郵送で資料と投票のはがきが送られてきます
投票は総会に出席するかはがき
もしくはインターネットで投票できます
会社によりますが
最近のインターネット投票はスマホでQRコードを読み込むと
選択するだけで簡単に投票できます
平日なことが多いですが、総会に出席してみるのも
株主としての実感が得られると思います(コロナ後)
工場見学
コロナ下では難しいですが
会社によっては工場見学の応募が可能な場合があります
会社や工場の場所によっては当選確率は結構低いようです
HONDAの熊本工場に行った際には
空港や駅に送迎バスがありました
製品(発電機やバイク)の製造ラインが見れたり
昔のバイクが置いてあったりと
結構楽しいものでした
さらにHONDAのキャップや熊本名物のお菓子などももらえました
来ている人は全部で数十人近くいましたが、平日で株主だけだと思いますので
比較的年齢層も高い印象でした
一人でも夫婦等のペアでも見学可能でした
日程が合うようなら応募してみると
どのように製品が作られているか
どのような人たちが働いているのかが見れて
勉強になりますし
単純に楽しいと思います
配当金
配当金は権利確定日(権利落ち日)に株を保有していることで
もらうことができます
配当金目当ての人々が多い場合には
権利確定日後に株価が下がることが多くあります
以前は配当金を郵便局で受け取ったりしましたが
最近は比例配分方式と言って
金額が示された計算書が送られてきて
お金は特定口座に入るので
源泉徴収ありの特定口座の場合は税金が自動的に計算されて
確定申告は必要ありません
株主優待
会社によっては株主優待を行っているところがあります
株主優待とは自社製品の宣伝や株主の確保等のために
配当金とは別に株主に対していろいろ送られてきます
株主優待を目当てに買っている人もいるくらい魅力的なものもあります
株主優待をもらうには
権利確定日に株を保有していれば
その時点での株主名簿に従って送付されてきます
コーポレートアクション
株を保有しているとM&Aや分割等が行われることがあります
実際結構の頻度でいろいろなことが起こります
一部については手続きをする必要があったりしますので
注意が必要です
株式分割、併合
株式分割は単純に100株持っていたとすると
1:2の株式分割では事前に発表される日を境に200株になります
ただし同時に株価はほぼ半額になりますので
基本的には分割前後で損得はありません
単純に株価が半額になり、少ない資金で買えるようになります
また2:1の併合は逆で100株が50株になります
株価は2倍になるので保有金額はほぼ同じになります
上記の併合の場合や分割の場合でも1:1.5などの場合には
”単元未満株”つまり単元株(多くは100株)以下の持ち株が
生じる可能性があります
このときは単元未満株として
特定口座に入りますので
単元未満株の扱いがある証券会社の場合は売買が可能です
SBI証券、マネックス証券では売買できますが
楽天証券ではできないので
分割または併合を行った会社に買い取ってもらいます
(買い足して、単元株数にすることができる場合もあります)
TOB(株式公開買付)
聞いたことがあるかもしれませんが
TOB(株式公開買付)が行われる場合があります
これは買収もしくは子会社化などで
大規模に株を買い取りたい場合に
”いくらで買い取りますので、売ってください”と金額を提示して
発表されます
この場合、取締役会が反対している場合は”敵対的買収”になります
TOBが成功すると上場廃止(市場で売買できなくなる)こともあるので
注意が必要です
どのように行われるかと言うと
TOBが始まると
郵送で応募(TOBを行ったところに売却する)するための書類が
株主に送られてきます
TOBに応じる場合は主幹の証券会社に口座を開設して…
と結構面倒な手続きになりますので
個人的にはTOBの期日までに市場で売却してしまいます
TOBの発表があると株価はTOBの価格付近に張り付きますので
市場で売却しても大きな損にはならないと思います
自社株買い
企業は一般に業績が良い場合に
余剰の現金で自社株買いをする場合があります
自社の株を買い取ると市場に出回る株数が減るので
需給のバランスから株価が上がることが期待されます
自社株買いの発表があると一般には株価が上がります
このことから自社株買いは株主還元の一種と考えることもできます
上場廃止
TOBや会社更生法により上場廃止になる場合があります
TOBの場合は売ってしまえば問題ありませんが
会社更生法(いわゆる倒産)適用の場合は
価値が0になってしまう場合があります
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